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軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録− >>前の記録へ >>次の記録へ
■2014年6月21日(土曜日)
概況:
梅雨というより真夏のような大雨が降る。軽井沢の最低気温は6.3℃、平均気温は15℃前後。自宅は一日中室温が20℃前後、湿度は65%で肌寒く感じる。ナツツバキやエゴノキ、ヤマボウシ、ドクダミなど草木の白い花が咲く。葉が色濃く茂り雨天で光量が乏しい中では白い花がよく目立つ。薄暗い森や雑木林に夏鳥の声が明るく響く。また毎年この時期は蟻が活発に活動してソフィアート・ガーデンの小屋内に進入するため、蟻避けにチョーク(白墨)は欠かせない。
樹木: ナツツバキ開花。エゴノキが満開。ソフィアート・ガーデンには、大切にしている実生で育ったエゴノキがある。これは、仲良しのヤマガラMくんが8年以上前に自宅庭で植えた(正確には貯食で隠してそのまま忘れた実から生えた)実生のエゴノキである。そのエゴノキが、今年初めて花を咲かせてくれた。嬉しい限りである。(参考:ソフィアート・ガーデン物語 第22話「小鳥の友情 2」、第102話「木の愛」))
自宅の庭では各種のバラが次々と開花。バラアンジェラが満開。甘い香りのニンドウも毎日花を次々に咲かせ、雨の中でも香りが良い。ソフィアート・ガーデンでは鳥からのプレゼントで実生で育ったガマズミが開花し、コアジサイが満開で良い香りを放つ。
山野草、山菜、園芸種の草花: シャクヤクが咲く。香りがとても良い。フタリシズカが白い2本の蕾をあげている。トキワハゼの紫色の小花があちこちに咲く。
草が茂って歩きにくいので、歩く場所の笹や草は刈る。その他は放置。ウマノミツバに蕾があがっている。おいしく食べられるミツバと、そうではないウマノミツバは、慣れれば一目で区別できるが、慣れないうちは花を見るまで待てば違いがわかりやすい。ドクダミに蕾と白い花がついた。自生はしていないが、野草茶用に育てている。大ぶりな草姿に育ち、生け花に使えるような清楚な趣がある。ドクダミは別名を十能(十の薬効がある、の意)という。においを嫌う人もいるが、効能があるだけでなく、なかなか美しい草でもある。
野鳥:
カッコー、ウグイス、ホトトギス、キビタキの声がメイン。
虫:
ガーデンの小屋内に再び、この時期恒例の蟻の行列ができた。5月末にもできたが、再発である。またもやパートナーがせっせと、チョーク(白墨)とテープで蟻との攻防戦を繰り広げている。パートナーがいろいろ調べたところ、蟻の侵入を防ぐのには、すでに2年前から試しているチョークの他、ベーキングパウダーが効果があるらしいことがわかった(試してはいない)。来年こそは粉末チョークなぞ購入して家の周りに蟻を寄せ付けない「結界」を張ってみよう。
その他:
ソフィアート・ガーデンのフキの葉の上に、小さな小さな青蛙(シュレーゲルアオガエル?)がちょこんと鎮座していた。あまりにかわいらしく面白いので、邪魔しないようにそっとカメラを向けると、少し向きを変えたが、しばらくするとまた元のポーズに戻って長い時間動かずにいた。 梅の実が店頭に並び梅干しや梅ジャムなどの梅仕事を促す。梅干しは毎年たくさん作っているため、年数を重ねた梅干しで保存庫が一杯である。そのため今年は作るのをやめようと思ったが、ついつい2kgほど漬けてしまった。梅シロップは3kgの青梅で作った。こちらは毎年早めに使い切ってしまうため、今年は多めに作っておいた。 近隣の家庭菜園では花豆の支柱が立てられた。町内の畑ではトウモロコシの苗がすくすくと育っている。
軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの− 有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4 文章と写真:スタッフM
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