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軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録−    >>前の記録へ >>次の記録へ

■2014年6月30日(月曜日)

概況:
関東甲信はたびたび滝のような大雨に見舞われる。軽井沢ではヤマボウシやナツツバキなど、白い花が満開。バラも満開。アジサイの開花も始まり、雨に洗われた花が鮮やかである。庭のウメやスモモに、小さな青い実がたくさん成る。カッコー、ウグイス、ホトトギス、キビタキ、ヒガラの声がよく響く。集団行動する巣立ち雛が賑やか。自宅付近では軽井沢の夏を象徴するアカハラが鳴き、ソフィアート・ガーデンではめずらしいサンコウチョウの声も聴いた。

樹木:
自宅庭のバラが満開。ピンクのバラ、アンジェラはピークを過ぎて花が散り始めた。淡いアンズ色と白のトレジャートローブはまだ次々と咲く。白バラ(つるばらサマースノーと、名前を忘れた1種)も満開。赤バラ(ラバグルート、クリムゾン・グローリー)もちらほら咲く。赤バラは雑木の陰で日当たりが悪いため花付きは少ないが白い花満開の中で紅一点の趣。玄関先のピンクの小花バラ、バレリーナも満開。ハチが蜜を求めてブンブン飛ぶ。このバラは秋には赤い実(ローズヒップ)をつける。
アジサイもシーズンに入った。コアジサイの花はすでに終盤、実を結びつつある。他のヤマアジサイは開花が始まる。アナベルも緑の丸い花を咲かせ始めている。これからの時期はバラとアジサイのコラボレーションが楽しめる。ニンドウの花も次々に咲いて、甘い香りが庭に漂う。ニンドウ酒の材料にするために花を摘んで陰干しで乾かす。
毎日ナツツバキが咲いては白い花が地面に落ちている。今年の花付きは非常に多い。エゴノキの花は終わり。
ヤマボウシの総包片はまだ白いが、そろそろ中央の本来の「花」は受粉を終えているのか、総包片が少しピンクのような色味がかかってきた。ソフィアート・ガーデンのヤマボウシ(山育ちの山どり大木)の総包片は、小さめで純白、木を覆うように大量に咲いている。自宅庭のヤマボウシの総包片は、白でも少し象牙色で花が大きく、これも木を覆うように大量に咲いている。いずれも9月には赤く甘い実を付ける。この実はスズメバチや鳥(ヒヨドリ、オナガなど)や獣(サル、ハクビシン類など)の好物で、9月の実なり時期の庭は、ヤマボウシの実の争奪戦である。もちろんスタッフMも参戦する予定である。今年の花付きから、大量の実成りが予想される。

山野草、山菜、園芸種の草花:
夏の山野草が勢力拡大中。ユキノシタの白い花が咲き始め、大きなウバユリの蕾も膨らむ。シャクヤクの花は終わった。

野鳥:
夏鳥アカハラの声が「キョロン、キョロン」と響く。来る、夏のハイシーズンの軽井沢を予感させる響きである。自宅庭にはウグイスが住み着き(営巣中か?)毎日朝から19時過ぎまで、「ホーホケキョ!」と鳴きながら定期的に庭を巡回する。ソフィアート・ガーデンでは、カッコー、ウグイス、ヒガラのさえずりがメイン。ホトトギスがたまに聞こえる。そしてキビタキのさえずり声が美しくなった。当初のぎこちない鳴き方がすっかり透き通るような美声に替わり、幾万もの水の滴るような葉が覆う森の中では残響が長く続く。広い銭湯の中で歌うような感じである。さぞかしキビタキも自分自身の美声に気分が良かろう。
昨日(6/29)ソフィアート・ガーデンで、聞き慣れない野鳥の声が大きく何度も響いた。「****、フォイ、フォイ、フォイ!」という鳴き方である。パートナーが「サンコウチョウじゃないか?」と言う。当てずっぽうに言っていると思って、鳥の図鑑(装置を使って音声も聞ける優れもの)で調べると、まさにサンコウチョウであった。(最近パートナーが、初見(初聞)の鳥を何も調べずに言い当てる快挙を何度か遂げているのが少し驚きである)
サンコウチョウは、鳴き声の聞きなしとして「月、日、星(ツキヒーホシ)。ホイ、ホイ、ホイ!」が有名である。「三光鳥(サンコウチョウ)」の名の由来である。軽井沢ではピッキオのホームページに「運が良ければ、渡りの途中のサンコウチョウやコマドリなどとも出会えるかもしれません。」と紹介がある。
カラ類は巣立ち雛たちのかわいい声がガーデンのあちこちで聞こえ、みんなで集団行動している様子が見られる。昨日はガーデンで久しぶりにヤマガラと会った。私どものすぐ近くの木まで来て「ニーニーニー」と鳴いて合図し、水飲み場で水浴びをして、またどこかへ飛んでいった。

虫:
ガーデンの小屋(屋内)のアリはほとんど見かけなくなった。

その他:
弊社のホームページは写真を多く添付しているため制限容量を超えてしまった。そのため急遽、容量の大きな新サーバーへ引っ越しすることとなった。引っ越し作業と安定稼働の確認が済むまでの間、自然観察記録もお休みせざるを得なかったが、サーバー引っ越しも無事終了したので記録を再開する。その間にサーバーに公開できなかった記録(6/13、6/21)も順次アップロードしていく。現在サーバー引っ越し中で、参照元のサーバーが新旧混在している。そのためファイルが消えたり現れたりと表示が不安定である。7月中旬には障害が解消する予定である。

軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの−
有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4
文章と写真:スタッフM

バラ・アンジェラ 白バラ(名前は忘れた)とノウムラモミジ バラ・バレリーナとハサミムシ
白バラ(つるばらサマースノー) バラ・クリムゾングローリー バラ・コーネリア
ナツツバキ 風知草(フウチソウ) ヤマボウシ
黄金下野(オウゴンシモツケ)のピンクの花 遊びに来たヤマガラ チジミザサが芝生のように生える
ジャングル状態 ジャングル状態2 今週のパン


 
 
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Sophiart Garden Diary - KARUIZAWA forest garden, wildflower, wild birds and other creatures