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軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録−    >>前の記録へ >>次の記録へ

■二十四節気:寒露 2015年10月8日(木曜日)

概況:
9月30日には最低気温3.6℃、紅葉のスイッチが入り平均気温が10℃を下回る日もある。さわやかな晴れが続くがしっかり降る日もある。今年の軽井沢は台風の影響もなく過ごせている。オオヤマザクラは早々と紅葉も終盤、ニシキギやカツラも紅(黄)葉。ススキが白く光り、森や雑木林にはさまざまなキノコが顔を出す。信州はりんご秋映や紅玉、サンプルーンなど秋の味覚や果物が登場した。休日には観光やショッピングで訪れる人で駅前は大賑わいである。

樹木:
ニシキギが真っ赤に紅葉している。マルバも黄色やオレンジ、赤のハート形の葉がかわいい。カツラの葉が黄色くなり、綿菓子やほうじ茶のような香ばしく甘い香りを放っている。オオヤマザクラの紅葉はまだ美しいところもあるが、すでに終盤を迎えている場所もある。

山野草、山菜、園芸種の草花:
あちらこちらでススキの白い穂が秋の日差しに透けて秋らしい風情。テンナンショウの赤い果実が独特の(ちびたとうもろこしのような)姿で立っている。散歩道では各種のキノコもお目見えである。 ソフィアート・ガーデンに白のホトトギスが咲いた。植えていないので、自生である。紫の斑点があるホトトギスはよく見るが、こちらは花の根元に黄色の班がわずかにあるだけで、雄しべもすべて純白である。インターネットで調べると「シロホトトギス」というらしい。めずらしいかどうかはわからない。

野鳥・生きもの:
軽井沢の森や雑木林だけでなく水辺にもさまざまな鳥がいる。雲場池や矢ケ崎池にはカモやキンクロハジロなどが泳いでいる、ハスの上を飄々と歩くセキレイもいる。プリンスホテルの庭の池でくつろぐアオサギ、白いアヒルなど、水辺の鳥も見ていて楽しいものである。そして、庭の水場に水を入れると、庭の小鳥たちが喜んで水浴びする。特に水浴び好きのヤマガラがびしょ濡れになりつつ何度も水しぶきを上げて楽しそうである。スタッフMが観察していると通常はヤマガラよりシジュウカラが水浴び好きであるが、たまに非常に水浴びが好きなヤマガラがいることがある。

虫:
ハナグモを、クロアリが捕えて引っ張って運んでいた。ハナグモは蜘蛛の巣を張るわけでもなく、歩いて花の中などに潜み、ひたすらじっと待つタイプの蜘蛛である。体が小さいのでクロアリには負けてしまうのも頷ける。

その他:
信州りんご秋映(あきばえ)が登場。深紅の美しいりんごである。プルーンリレーの真打ち、サンプルーンもおいしい。パートナーが出張先の妙高から、特産のかぼちゃを何種類か買ってきてくれた。いろんな種類があるものである。

軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの−
有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4
文章と写真:スタッフM

浅間山と離山 浅間山と離山 矢ケ崎の大賀ホールあたり
カツラの黄葉 オオヤマザクラの紅葉 矢ケ崎のススキ風景 矢ケ崎のススキ風景
水浴び大好きなヤマガラ 水浴び大好きなヤマガラ 水浴び大好きなヤマガラ
ハスの葉でセキレイがウォーキング中 プリンスホテルの敷地内にアオサギ ニシキギの紅葉
マルバの紅葉 テンナンショウの実 空地の秋の花 ハナグモを捕える黒蟻
寒くてギボウシの葉の上で眠るアオガエル 寒くてギボウシの葉の上で眠るアオガエル アザミ
キノコ キノコ キノコ
ソフィアート・ガーデンに白のホトトギスが生えてきた 山栗と栽培種ぽろたんの実の大きさ比較 秋の味覚、信州りんご秋映とサンプルーン 妙高の多様なかぼちゃ


 
 
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Sophiart Garden Diary - KARUIZAWA forest garden, wildflower, wild birds and other creatures