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軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録−    >>前の記録へ >>次の記録へ

■2015年8月8日(土曜日)一部、東京

概況:
猛暑真っ盛り。8/1に佐久平で暑さのあまり気分が悪くなった。その時の車載温度計は39.5℃(実際の気温は36.3℃であった)。6日の東京では車載温度計が午前中にも関わらず40.5℃。翌7日の東京は37.7℃と今年一番の暑さであった。どこに行っても暑い。軽井沢では恒例の夏期大学が開かれ全日程の午後の部を受講した。ユリやレンゲショウマ、ユウスゲなど夏の花が咲いている。中軽ではツバメの群れが見られ、離山東側の自宅付近では夏鳥アカハラの声が響く。

樹木:
庭のすもも彩の姫の実がたくさん落ちている。まだ完熟ではないが、いくつくかをもいで追熟させたところ、自分の庭で栽培(というより放置)しているとは思えない甘さと完成度で、結構おいしかった。来年は少し気合を入れて実を収穫してみようと思う。

山野草、山菜、園芸種の草花:
ソフィアート・ガーデンのユリの花が咲いている。ツユクサの、夏の青空のような花が美しい。レンゲショウマの花がうつむいて咲いている。お盆の時期の花である。町内の民家や公民館の庭ではユウスゲ、ヤブカンゾウなど夏の花が咲いている。近隣の御代田や小諸、佐久の田んぼでは稲が青々と育っている。

野鳥・生きもの:
中軽井沢では、ツバメが群れて電線などに並んでいるのが見られる。 毎日、自宅庭ではホオジロがきれいな声で鳴く。自宅の近くの森で「キョロンキョロン」とアカハラの声がする。ソフィアート・ガーデンの近くではアカハラは見かけない。旧軽井沢や南原など離山の東側に多いのだろうか。イカルの声もたまにする。雨宮池のヨシが茂る湿地ではヨシキリの「ギョシギョシ」という声がする。先日、東京に行く際に関越自動車道の事故渋滞に巻き込まれて、下道の川越街道を車で通った時、田んぼが広がる上空をアオサギ(?遠くて暗いため種類まではよく見えなかった)が飛んでいた。自然豊かな場所で見かけるサギが、首都圏の田んぼを飛んでいることに少々驚いた。また、10年以上前に軽井沢に引っ越したばかりの頃、自宅の近くでもゴイサギ?が飛んでいるのを見たとき、軽井沢のような寒い土地にもサギがいるのかと驚いたことがある。

虫:
この時期には、いつもカブトムシやクワガタがソフィアート・ガーデンの高いエノキの頂上を目指して競争している風景が見られるが、今年はゆっくり庭を観察できないせいか、まだ見かけていない。ミンミンゼミが鳴いている。いつもはお盆の時期に、焦ったように鳴くのだが、今年はさすがに軽井沢も暑いので、だいぶ早い時期から盛大に鳴いている。

その他:
8月第一週の日、月、火曜日は、軽井沢恒例の夏期大学である。今年は3日程とも午後の部をパートナーと二人で受講した。8/3(日)は鬼頭宏氏(静岡県立大学学長)による「日本人口史における江戸時代」〜人口減退社会の文明史〜、8/4(月)は大熊孝氏(新潟市潟環境研究所長 新潟大学名誉教授)による「治水と利水の江戸時代」〜舟運を基軸とした川との共生の時代〜、8/5(火)は大石学氏(東京学芸大学人文社会科学系教授)による「士農工商、教育熱心だった江戸時代」〜「平和」「文明」と「教育」〜 という内容である。昨年に続き、江戸をテーマに据えた講座である。パートナーはたまたま何年か前に大石学著『江戸の教育力 近代日本の知的基盤』(東京学芸大学出版会編集委員会)を入手していたので、それを参考にした。それぞれとても興味深いテーマであり、江戸時代の人口減少時にこそ、知恵が磨かれ庶民に至るまで教育や文化が栄えたという点で、今日の日本における人口減少の「危機的側面」だけを煽るようなメディアの報道やさまざまな施策に踊らされてはいけないと意を強くした。この夏は軽井沢といえども猛暑の仲間入りであるが、全国的に見れば大変涼しいこの地に居ながらにして、すばらしい講義を毎年拝聴することができるのは幸せな環境にいるとつくづく思う。夏期大学を開催した先人の意思と、その伝統を受け継ぎ今に伝える方々のおかげであり、毎年ありがたく思う。

軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの−
有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4
文章と写真:スタッフM

ソフィアート・ガーデンのゆり ツユクサの青 軽井沢中央公民館のユウスゲ(軽井沢夏期大学にて)
自宅庭のレンゲショウマ 佐久から小諸にかけての田んぼ 8/1の佐久は暑かった(注:ドライバーと撮影者は別)
東京も午前中でこの暑さ 東京丸の内にて弊社の人


 
 
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Sophiart Garden Diary - KARUIZAWA forest garden, wildflower, wild birds and other creatures