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軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録−    >>前の記録へ >>次の記録へ

■2015年7月26日(日曜日)一部、千葉市

概況:
避暑地軽井沢も猛暑の仲間入り。1週間に30℃以上が5日もあり26日には最高気温31.9℃。この日群馬県館林では最高38.8℃、全国の猛暑日地点は129にのぼる。出張先の千葉では海風か意外と涼しい。食卓のココナツオイルは完全液体化して透明(室温25℃の目安)。屋内も夏モードで東西南北の窓を開け屋根裏と床下の換気口を開放し我が家唯一のエアコンである扇風機を常時回して風を通すと快適である。たまに激しい雨があるが晴天が続き、洗い物が見る間に乾く。

樹木:
出張先の千葉では、JR千葉駅前ロータリーには巨大な藤棚があり、バス停や休憩場所も兼ねていた。蔓が右巻きであったし、観賞用であるのでノダフジと思われる。フジに混じってナンキンハゼと思われる木もあった。きっと紅葉の時はフジの黄色とハゼの赤で美しいだろうと想像してみた(紅葉を思うのは無理があるほど暑かったが・・・)。駅の反対側にあるそごう敷地内(新町交差点側)には、多様な樹種がうまく植栽されておりスタッフMにとって良い樹木観察スポットであった。ヤブツバキ、トチノキ、カシワ、イヌシデ、モミジ、サクラ、イタヤカエデ、エンジュ、エノキ、カツラ等々。どの木も生育が良く大きく育っている。しかしそこで野鳥の姿がほとんど見られなかったのは残念である。

山野草、山菜、園芸種の草花:
軽井沢駅北口西側駐車場などの日当たり良い場所ではワレモコウが咲いている(雑草状態)。 自宅庭のハギの花は満開。キキョウ(紫や白)やハエトリソウ(鮮やかなピンク)が咲いている。アジサイは終わり裏返って緑へ変色、アナベルも緑色に変わってきた。そろそろムクゲが咲き出す。ソフィアート・ガーデンではウバユリが咲き始めた。他のユリも大きく蕾を膨らませている。

野鳥・生きもの:
自宅庭では毎日、ホオジロ(ミヤマホオジロ?)やウグイス、そして近くの森でキビタキが美しく鳴く。ウグイスは「ホーホケキョ!」と生け垣を一周。ウグイスの声は近く(1メートル程度)で聴くと強靱な大音響である。人間にとっては高い波長なので、美しいと感じるが、同族(鳥類)にはかなり恐い声に感じるのではないか。まさに「ここはワシの縄張りだ!」と大声で言っているように思われる。スタッフMが顔を出すと「ケキョケキョケキョ!」と怒られることが予想されるので室内から密かに眺める。ホオジロは夏空に向かって庭の一番高いモミのてっぺんに止まって、とても優しい声で鳴く。ホオジロが鳴くとスタッフMは「あ、ホオジロXXさん(ニックネーム)だ。」と嬉しくなる。夏の癒やし系である。めずらしく自宅庭で、この時期にコガラの声がした。地鳴きの「ッッ、ビービー」はスタッフMも聴いたが、「フィーフー、フィーフー」というフルートのようなさえずりまで聞こえたとパートナーは言っていた。メジロ軍団の賑やかなおしゃべり「長兵衛、 忠兵衛、長忠兵衛」も良く聞こえ、庭の水場で水浴びする姿が見える。

虫:
明け方と夕方から夜にかけてヒグラシの「カナカナカナ」が開け放った窓から良く聞こえる。涼しさを感じさせる音色である。 軽井沢も30℃を超える日が続くと虫が異常発生するのか、夜中に出張から帰ってくると庭に敷いてある枕木に羽蟻のような細かな小さい虫がたくさんいた。駅前の大型商業施設で油断してスカート着用で花火打ち上げを見ていたら、恐れていたとおり足を藪蚊に刺されで水泡ができてしまった。虫刺され用の市販薬でも腫れてしまったので、8年ほど前に作った自家製のヨモギチンキにハッカを混ぜたものを塗ったところ腫れも引いてきた。この秘薬(?)は何より香りが良くてスースーとした冷感が気持ちよい。
ソフィアート・ガーデンを始め、軽井沢の別荘地や森、沢沿いではこの時期も藪蚊が多い。都会生活者なら当たり前にスカートやスーツなどで身なりを整えたりおしゃれに装うことができるが、虫天国の田舎では常に気を抜かず虫を防御できる服装をしないといけない。スタッフMもソフィアート・ガーデンなど山では季節にかかわらず帽子、長袖上着、ズボン、時に長靴スタイルで虫から完全防備している。かくいうスタッフMは12年前に当地に来るまではズボンや運動靴を持っておらず、スカートときちんとした靴しか着用しない人だったが、今や生活の9割がズボンと山靴になってしまった。もちろん出張先ではスーツやジャケットにヒールのある靴を着用する。土地柄が人の装いやスタイルを規定する、と思った次第。

その他:
出張先の千葉では猛暑とはいえ以外と涼しいと感じた。海風が吹くからであろうか。東京都市部の熱気が溜まる内陸部の埼玉や群馬などの酷暑とは一線を画す。軽井沢(我が家)は冷房を設置していないので外気温=室内気温になるためさすがに外気温30℃を超えると暑い(自宅は断熱したエアサイクル工法なので0℃以下30℃以上になることはないが)が、冷房なしで過ごせるというだけ避暑地の面目を保っているだろう。ところで夏の酷暑や猛暑で「地球温暖化」を語る人がいるが、データで見ると昔のほうが気温がはるかに高いことに驚く。気象庁の「観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)」のデータを眺めると面白い。参考までに下記に軽井沢のリンクを貼っておく。 リンク:軽井沢「観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)」気象庁サイト

軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの−
有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4
文章と写真:スタッフM

離山と夏空 軽井沢高校脇のあじさいの植栽 民家庭先のキキョウ(白と紫)
軽井沢北口駐車場のワレモコウ 軽井沢プリンスショッピングプラザの花火 気温が高いとパンがよく発酵する
千葉駅の藤棚 千葉駅の藤棚に混じりナンキンハゼ 千葉そごう敷地の植栽(エノキ)
千葉そごう敷地の植栽(カシワ) 千葉そごう敷地の植栽(トチ) 千葉そごう敷地の植栽(ヤブツバキ)
千葉そごう敷地の植栽(イヌシデ) 千葉そごう敷地の植栽(エンジュ) 千葉駅新町交差点側の植栽(カツラ)
東京丸の内の強い日差し 新宿の夕暮れ(35℃以上) 東京から軽井沢への帰路(2時間で12℃下がった)


 
 
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Sophiart Garden Diary - KARUIZAWA forest garden, wildflower, wild birds and other creatures