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軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録−    >>前の記録へ >>次の記録へ

■2015年6月11日(木曜日)神戸、大阪、鳥取

概況:
西日本(神戸、大阪、鳥取)の旅。

樹木:
鳥取県倉吉市ではミカンやカキの実なりが始まっていた。またウチワサボテンの黄色い花が咲いていた(市内の民家の庭で撮影)。 鳥取砂丘ではニセアカシアが育っていた。防砂林の役目を担っている。神戸ではホテルオークラ近くのメリケンパークあたりにデイゴの木があった。赤い花がたくさん咲いていた(下の写真)。デイゴはスタッフMが子供の頃(沖縄県那覇市で生まれ育った)に、大きくて太い木に登ったりした懐かしい木である。メリケンパーク、という名の通り、アメリカデイゴは外国との交易が盛んな神戸にもあるのだと知った。

山野草、山菜、園芸種の草花:
鳥取砂丘では、コウボウムギやハマヒルガオ、ハマニガナなどが点々と広がっていた(下の写真)。砂丘を保つために、地元ボランティアなどで抜いたりしているそうだ。厳しい砂丘に生え、日々動く砂地にやっと根を張り、きれいな花を咲かせる姿を見ると、抜くには少々気の毒な気がするが、風光明媚な砂丘を保つには仕方のない活動なのだろう。

野鳥・生きもの:
鳥取砂丘の灌木のてっぺんで、ホオジロが上を向いて大きな美声で歌っていた(下の写真)。奥津温泉の近くの道の駅では、ツバメが営巣して元気な雛たちが育っていた。いた。巣の下には半透明のビニール傘を逆さに掛け、雛の排泄が道の駅の利用客の頭上に落ちないようにしていた。この方法はよく見かけるが、雛にとっても落下防止になり安全だし、半透明なので様子もわかるし、なかなかうまい方法だと思う。

虫:
鳥取砂丘を歩いていると、足元に小さなカニの穴のようなものがよく見つかる。アリの巣のようにも見える。インターネットサイトなどで調べると、ウスバカゲロウの幼虫が潜んで蟻を食べている(いわゆる蟻地獄)らしい。

その他:
鳥取砂丘にある砂の美術館に立ち寄った。砂で作ったさまざまな造形が展示されていた。砂上の楼閣ならぬ、砂の楼閣は、意外にも丈夫そうであった。鳥取県立博物館では「ポーラ美術館コレクション レオナール・フジタ展ーパリへの視線」が開催され、藤田嗣治の作品180点と写真家の土門拳による藤田のアトリエの写真など、見ごたえのある素晴らしい企画展であった。一人の画家の作品群をじっくり見ていくことで、フジタの内面世界、何を思い、何を描こうとしていたか、そしてなぜパリの人々、そして世界の人をひきつけるのか、という大きなテーマについて自分なりに見えたように思う。フジタの絵には、自分らしく生きることの自信、その人々の美しさが描かれているように思えた。人がさまざまに生きる姿に宿る美への愛を感じた。美と命の故郷は、生まれ育った不変の場所にあるのではなく、躍動する人の姿にこそある。そんなメッセージがスタッフMには受け取れた。その意味で、心に得るものの大きい、良い企画展であった。

軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの−
有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4
文章と写真:スタッフM

蒜山のサンショウウオ生息地付近 ツバメ ツバメ営巣中
サボテンの花 ミカンの実が成育中 柿の実が成育中
鳥取砂丘にはニセアカシアが生育 鳥取砂丘のコウボウムギ コウボウムギ
鳥取砂丘のハマヒルガオ 鳥取砂丘のハマニガナ ハマニガナ
砂丘の風紋 砂丘も段々緑に覆われる 砂丘
砂丘にてスタッフM 砂丘近くの木でさえずるホオジロ 鳥取砂丘 砂の美術館
神戸の街並み 神戸にデイゴの木があった 小磯良平と牛島憲之の絵画(リーガ・ロイヤルホテルのロビーにて)


 
 
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Sophiart Garden Diary - KARUIZAWA forest garden, wildflower, wild birds and other creatures