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樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録− >>前の記録へ >>次の記録へ
■2013年7月13日(土曜日)
概況:
梅雨明けで連日の猛暑。祇園祭とともに軽井沢のハイシーズンに突入、休日は人や車で大混雑。当地では極めてめずらしく、7月8日から12日まで5日連続で最高気温が30度を超えた。窓を開けて扇風機を回し、室温は気温25度、湿度65%程度。同時期、関東圏の出張では40度近い猛暑を経験した。ヤマアジサイが最盛期。ホタルブクロが咲く。自宅付近やソフィアート・ガーデンはキビタキ、ウグイスの声が美しい。シジュウカラの親子が水浴びに来る。
樹木:
各種のヤマアジサイが最盛期。ハギの花が咲き始めた。
自生(どこからかのこぼれ種で生えた)の紅白のシモツケ(下野)が満開。園芸種のオウゴンシモツケ(黄金下野)はとっくに花が終わったので、自生種は花が遅め。クリが長い花穂を至る所に落としている。毎日ナツツバキの花が咲き、地面に落ちる。ヤマボウシやツリバナ、エゴノキの実が丸くなってきた。梅雨明け前から何度か少しずつイチイなどの生け垣の植栽の剪定を行ってきたが、土用を前に一通り終わらせた。ついでに軽く草刈りも済ませた。
山野草、山菜、園芸種の草花:
ホタルブクロやオカトラノオが咲いている。マツバギクも鮮やか。ミツバの花が咲いている。ギボウシの花が咲いてきた。
鳥:
自宅の庭は鬱蒼として、藪好きのウグイスが気に入ったのか、絶えず「ホーホケキョ」とさわやかな響きで、夏らしからぬ雰囲気。オナガやヒヨドリも庭でなにやらごそごそしている。木に巣でもあるのかもしれない。シジュウカラの親子連れが水浴びに来る。幼鳥数羽と親(ネクタイが細いのでメス)シジュウカラの組み合わせ。親は、至近距離で窓から見ている私と目が合うと、「ピーツピーツピーツ!」と鳴いて落ち着いた様子で幼鳥たちを移動させた。幼鳥は親と同じか親以上に大きく、しっぽも少し長くなってきたので、独り立ちも近いだろう。 ガビチョウが大音響で物まね歌合戦を繰り広げる。もともと台湾の鳥(特定外来生物)なので、寒い軽井沢にはめずらしく暑いのが嬉しいのだろうか。
ソフィアート・ガーデンはキビタキ、ウグイスの声が美しい。夕方、種は不明だが「キョキョキョキョ、キョキョキョキョ」と鳴く鳥がいる(姿は見えない)。調べると、鳴き声から察するにヨタカ(夜鷹)と思われる。何年か前、ヨタカらしき鳥がガーデン付近のカラマツにくっついている(木の瘤のように見える)のを遠目で見たことがある。 さらに19時近くになると涼風が吹き、ヒグラシの「カナカナカナ・・・」という音とキビタキやツグミの歌が、薄暗い森に余韻を残して響く。
虫:
黒アリの群れがガーデンの小屋内で列を作っていたため、去年同様にアリ対策(出入り口付近をチョークで囲み、隙間をテープで塞ぎ、アリをテープで捕獲)する。
その他:
7月8日から12日まで5日連続で最高気温が30度を超えた。このようなことは、いまだかつて聞いたことがない。30.8、31.0、31.1、31.6、32.1と毎日、最高気温を更新。鳥取の大栄スイカがおいしい。普段は閉じ、盛夏のみ開く屋根裏の換気口を開き、唯一の冷房器具?である扇風機を出動させ、窓を開けて風を通す。 本日13日は一転、涼しくなった。夜は長倉納涼花火大会で長倉神社あたりは人出で賑わう。花火が霧の夜空にあがることも多いが、今年は涼しい上に天候にも恵まれた。14日は八坂神社 祇園祭(長倉神社境内社)で賑やかである。
18号やバイパスなどの幹線道路は大混雑し、大型スーパーも県外ナンバーの車でぎっしり、大型のカートで大量に食料品を買い込む、華やかなリゾートファッションの人で賑わうようになった。人が多くなれば事故や病気で救急車のサイレンが頻繁に聞こえるようになる。サイレンの音を聞くと、「ご安全に」と願うとともに、夏の人口が冬の10倍以上になる軽井沢のハイシーズン入りを意識する。
樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの− 有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4 文章と写真:スタッフM
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