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樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録− >>前の記録へ >>次の記録へ
■2013年5月19日(日曜日)
概況:
長野市は15日に最高気温が全国一の31度。軽井沢は気温、湿度ともに快適。本日は雨で肌寒く、湿気飛ばしを兼ねて久々に薪ストーブを焚く。エンレイソウの花は終盤で鴇色。ユキザサは開花、テンナンショウが伸びてきた。ウドは食べ頃を過ぎた。キビタキが盛んに美声でさえずる。ヤマツツジが満開、アズマシャクナゲは終わり、ヤクシマシャクナゲの蕾から薄ピンクの花弁が見える。町内ではウワミズサクラとミヤマザクラ、コナシの白い花が満開。
樹木:
ヤマツツジやキリシマ、ホンギリシマなどツツジ類が次々と満開、ライラックが開花、町内は明るい色と花の香りに染まっている。 アズマシャクナゲの花は終わり、ヤクシマシャクナゲの蕾から薄ピンクの花弁が見える。ツリバナ、ミツバウツギが満開。
モッコウバラの蕾が膨らみ、他のバラも蕾があがってきた。
町内の随所でウワミズサクラとミヤマザクラ、コナシの白い花が満開。これほどまでにウワミズサクラやミヤマザクラ、コナシがあったのかと驚くほど。特にウワミズサクラは高木なので目立つ。
東京への道中、群馬県の下仁田辺りではフジの紫色の花房が山を覆い、キリの紫色の花も見られた。ミズキの白い花も満開であった。 また群馬県の富岡辺りでは、高速道路沿いにニセアカシアの白い花が目立ち、山が白くけぶるように見えた。 繁殖力も強いため自然植生を壊す木として「森のペスト」などと呼ばれるニセアカシアは、生長が早く倒れやすいため、庭に植えるのは不適当である。一方で、養蜂で不可欠な木となっており、薪炭材にしたり、花房を食べたりなどの利用もできる。(ニセアカシアの花房は料理屋で天ぷらで出されることがあり、食べやすい味覚)
東京都心はすっかり夏の様相で、ケヤキもイチョウもみっしり葉を広げ、エゴノキの花が咲き終わって路上に白い花弁が散っていた。サツキ類が満開。
山野草、山菜、園芸種の草花:
エンレイソウの花は終盤で花が鴇色に染まっている。サクラソウはまだ満開。ユキザサの白い花が開花、テンナンショウが伸びてきた。 山ウドは二度ほど天ぷらで味わった。毎日、ミツバやヨモギを次々と摘んで食す。
ノカンゾウの葉が出てきた(可食)。スズラン(日本スズラン?)の花が開いた(有毒)。アジュガの紫色の花が満開。植えてないものの勝手に広がってグランドカバーになっている。
野鳥・生きもの:
キビタキのさえずりが特に美声になってきた。他のカラ類のさえずりも飛び交うが、こちらはだんだん営巣に入って落ち着いてきたようである。
小屋の巣箱はヒガラが入っていたが、シジュウカラが入ったのを見た。ヒガラは営巣をやめたのか?
ヤマガラが求愛給餌するのをよく見かける。(メスが羽を震わせて雛のような声を出して食べ物をねだり、オスが口渡しで食べ物をプレゼントする)
虫:
草むらで足下をダニかノミに刺されて何カ所か腫れて苦しんだ。 これからの自然界はブヨやヤブ蚊などの虫が多くなるので、長袖、長ズボンはもちろんのこと、ハッカオイルなどの虫除け対策が必要。
1センチ以上のオオアリ(クロオオアリ)が増えた。屋内にムカデが歩いていた。
その他:
軽井沢の周辺市町(御代田、小諸、佐久、東御など)を車で通りかかると、多くの水田は水を張り田植えされていた。水田から、夜はカエルの大合唱(ゲコゲコゲコゲコ・・・)が響く。
樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの− 有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4 文章と写真:スタッフM
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