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樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録− >>前の記録へ >>次の記録へ
■2013年4月21日(日曜日)番外編 西日本
概況:
軽井沢から名古屋、神戸、大阪、鳥取県の自動車の旅。今までの陽気とは打って変わって寒波に覆われ、軽井沢は21日に10センチ以上の積雪あり。西日本も寒い。名古屋、神戸、大阪は常緑(シラカシ、タブ、クスノキなど)の新芽が緑のグラデーションを見せ、自動車道沿いの山はウワミズサクラの白い花やヤマツツジがあざやか。標高数百メートルから1000メートル前後の中国山地ではコブシ、ヤマザクラの花やさまざまな木の新緑で美しい。
樹木や草花:
信州から名古屋、西日本への道中でもウワミズサクラの白い花が目立ち、自生のヤマツツジが岩の切り立った場所で紫の花を咲かせていた。
中国山地(標高数百メートルから1000メートル前後の場所)ではキブシやコブシ、ヤマザクラの花やさまざまな木の新緑、春紅葉によって山が多様な色彩に染まる。
「とっとり花回廊」を14年ぶりに訪れる。前回は開園間もないため50ヘクタールの広大な開拓途中の土地だけが目立っていたが、今や成熟した立派な庭園。日本最大級のフラワーパークという位置づけである。手入れの行き届いたチューリップを中心とした大規模な花壇、熱帯・亜熱帯植物ゾーンや各種のユリのゾーン、ワイルドな地形を生かした地元の雑木林や杉林など、さまざまな関心や年齢層の客が楽しめそうな庭園である。 1キロの散策コースすべてが屋根付き回廊になっており、雨の日も傘をささずに、車いすでもハイヒールの人も楽に散策できる。樹木のゾーンは、高い回廊から木々を見下ろして鳥の視線で散策できるため、夏のヤブ蚊が苦手な人(私)には良さそうである。
園内は数え切れない植物があったが、花が目立っていたのはウワミズサクラや里桜(八重桜)、ミツバツツジなど。また、いつもは山菜として芽を食べているタラノキの立派な数メートルもの成木があった。
鳥取県三朝町ではアケビの花、グミの花が満開。倉吉市内ではトウカエデ(たぶん)の新緑がみずみずしい。(街路樹?自生でよく見かける)
野鳥・生きもの:
鳥取県倉吉市内では小鴨川でシロサギやゴイサギが石の上でじっとしていたり、飛んでいたり。
倉吉市の民家の庭先でイソヒヨドリを見つける。ツグミ科らしく、チョコチョコと歩いては、じっと止まる(「だるまさんが転んだ」と呼ばれる動き)。
岡山県の奥津温泉付近ではツバメが営巣中(軒下に泥等を塗りつけて巣を築く)。ツバメは人の出入りが多い環境を好むためか、私が近くで巣作りを観察しても全く頓着しない。
その他:
大阪の大川、神戸の港の風景。
岡山県の秘境、奥津渓の甌穴。
樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの− 有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4 文章と写真:スタッフM
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