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軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録− >>おまけ編に戻る
■2017年12月20日(水曜日) ダイヤモンドダスト
今年の軽井沢の冬は寒い。NHKによれば、北極振動と呼ばれる現象により世界的に寒く大雪(相反して強い乾燥)があると報道していた。日本では、日本海側には大雪が続き、太平洋側は乾燥して晴れ続きである。軽井沢も太平洋側の気候に近く、今のところ雪もほとんどない。まだ真冬日にはなっていないものの、18日には氷点下11.9℃まで下がった。今日は最低気温が氷点下8.1℃、朝8時で氷点下7.2℃。外は風もなく穏やかに晴れて、大気中をダイヤモンドダストがキラキラと漂っている。美しい朝である。窓から見える車庫の屋根や庭の枕木には、昔の冷凍庫のような霜がつく。
庭に遊びに来る小鳥たちのために設置してある水場は厚く凍って盛り上がっている。そして冬の間、庭にはフィーダーを設けてあり、ヒマワリの種を一握り入れてある。いつものシジュウカラ夫婦が軽やかに飛んでくる。うっかりプレゼントを入れ忘れると「キチキチキチ」とちょっと不機嫌な声で催促する。その声を聞いて「あ!忘れていた」と慌てて金属製のフィーダーにヒマワリの種を入れる。お賽銭?のような「チャリーン」という音に反応して、シジュウカラが早速フィーダーからひとつぶくわえてお気に入りの枝に戻ってついばむ。ついでに凍てついた氷を小さな嘴でつついて少しずつ融かして飲む。やがて機嫌よく飛び去って行く。いつもの風景である。私どものささやかなプレゼントを受け取ってもらえてうれしい。遊びに来てくれる小鳥たちはスタッフMにとって幸せを運ぶ神様のような存在である。感謝、感謝。
軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの− 有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4 文章と写真:スタッフM
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