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軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録− >>おまけ編に戻る
■2017年4月22日(月曜日) 2017桜めぐり(東京、上田、大阪、山陰)
今年、桜の見ごろは全国的に1週間ほど遅いようであった。4月上旬から中旬にかけて、長野県内や東京、大阪、神戸、鳥取、岡山など広範囲に所用で動き回ったが、折よく、どこも桜のピークに居合わせることができて、各地で花見を楽しむことができた。軽井沢では3月下旬から4月初旬にかけて、3週間続けて毎週末に雪が降る(冬に逆戻り)という状態であったが、世間はもう春。雪のモノトーンの世界から峠道を下ると、桜やレンギョウ、菜の花、などなど色とりどりの春が待っていた。この時期は特に、軽井沢とそれ以外の地域の差が大きい。標高1000メートルの高原に籠っていると、春から初夏への季節の流れに取り残されてしまい、浦島太郎のようになるので気をつけなければいけない。
近隣の地区でも、軽井沢とほかの地域とは季節の進み具合が全く違う。所用で上田に行くと桜が満開。ちょうど上田城千本桜まつりの最中であった。上田城の花見は人と桜のバランスが程よく、美しい夜桜を安心して堪能することができた。
一方、大阪の花見では、何より人の多さに驚いた。桜の満開時期に合わせて造営局の庭が一般公開されていたため夜に花見をしたが、桜の美しさよりも出店の多さと人々の勢いに圧倒された。いったい何万人の人出であろうか?大阪の人はもとより私どものような旅行客も大勢いるし、外国人も多い。アジア人として顔つきでは見分けにくいが飛び交う言葉から察するに韓国や中国、台湾の観光客も多かった。
山陰では三徳山三佛寺の国宝 投入堂の近くを通りがかり、お堂を見ることのできるビューポイントから観察した。そこも山桜や里桜が美しかった。昨年の大地震で参道が被害を受けたそうだが、投入堂そのものは被害がなく、その建築技術の高さもさることながら、それにとどまらない霊験あらたかな何かに畏れを抱いた。国宝というだけあって素晴らしいお堂である。
軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの− 有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4 文章と写真:スタッフM
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