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軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの観察記録− >>おまけ編に戻る
■2016年11月20日(火曜日) 2016秋の沖縄
11月中旬、スタッフMの故郷である沖縄に帰省した。連日最高気温が28℃以上。あまりの暑さに参った。いくら常夏の沖縄でも、これは異常である。とはいえ、長い滞在の間、ずっと天気に恵まれたのでその点では助かった。特に、11月14日はその年の満月で最も大きく見えるスーパームーンということで、全国的には天気が崩れたようであるが、晴天の沖縄では観察に絶好の状態であった。満月観察の記念に那覇のまん丸の月を撮影してみた。
那覇市役所の生垣にホウライカガミが絡んでいて、それを幼虫の食餌とするオオゴマダラがフワフワと飛んでいた。大きくてゆったりと舞うように飛ぶ蝶である。
滞在中は、オオゴマダラのように、フワフワのんびりと舞うようにまちぐわーを歩いたり、久々に親に会って「ゆんたく」したり、いつも行く沖縄そば屋で軽く食べるというスタイルでゆっくり過ごした。日本全国の織物の文化に触れるのが趣味である私どもにとって、もちろん沖縄でも、ていねいな手仕事で織られたすばらしい織物を見るのは楽しみである。今回は読谷村の歴史民俗資料館や読谷山花織展示場、南風原の琉球かすり会館に立ち寄った。その土地の材料と染料を用い手仕事で作られるこうした織物は、昔は女性にとっては生活や租税のために必須の技能だったであろう。気の遠くなるほどの手間がかかる高級品としてそう簡単には買えないが、スタッフMも大学生の頃、親の知人のつてで、伝統工芸士の方の織った美しい琉球絣や読谷山花織をバイトで溜めた貯金で買い、帯や着物に仕立ててもらった。ほとんど袖を通す機会もないまま大事にしまっておくだけの着物になっているが、熟練の伝統工芸士の作品を、日の目を見ずにしまっておくのは申し訳ない気がする。先祖から脈々と続く沖縄の文化を継承し、すばらしさを未来の人々に伝えるためにも、無理にでも着てみなければいけないと思う次第である。
参考1:南風原町観光協会 公式サイト 「琉球かすり:日本全国のかすりのルーツ」
参考2:読谷山花織事業協同組合 読谷山花織について
軽井沢 樹木と野鳥の庭 −100種の樹木と生きもの− 有限会社ソフィアート 長野県軽井沢町長倉 2082-4 文章と写真:スタッフM
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